福島原発事故に対する東電、規制当局の対応には「甘さ」、「不手際」があった。昨年5月に日本政府によって設置された事故調査委員会(畑村洋太郎委員長)は、昨年12月26日に東京で公表された中間報告書でこう指摘しました。報告書によりますと、東電の原発作業員が福島第一原発で津波後の外部電源遮断などの非常事態に対応するように教育されていなかったということです。また、間違って冷却システムが機能していると考えていたということです。しかし津波によって非常用ディーゼル発電機が破損し、メルトダウンにつながりました。(放射線テレックス600-601/2012号)